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人事労務の実務を行っていると、多くの書類に溢れるものです。
私は紙が嫌いなので、強力なペーパーレス推奨派ですが、そうするとPDFファイルが溢れることになります。
閲覧するときにはファイルが分割されていた方が便利ですが、印刷するときにはファイルが1つにまとまっていた方が便利ですよね?
10個のPDFファイルをすべて開いて、いちいち印刷するなんてやってられませんし・・・
ちなみに、当事務所でこのような状況が発生するのが、育児・介護休業法関係の様式。以下の図のように育児休業関係で10種類を超えます。
クライアントへの納品の説明時にどうしても紙が必要になるのは仕方ないところです。
複数のPDFファイルを1つにまとめる無料ツール
タイトルにはわかりやすくツールと書きましたが、実際は、Popplerというフリーのプログラミングライブラリです。
Popplerは、PDFドキュメントの閲覧に用いるもので、もちろん無料で利用できます。
このPopplerのpdfuniteというコマンドを用いて、PDFを1つのファイルに結合するのですが、コマンドは以下の1行だけです。簡単ですね。
$ pdfunite *.pdf [出力するファイル名].pdf
なお、「*.pdf」は、そのフォルダ内のすべてのファイルという意味です。
つまり、上のコマンドは「フォルダの中にあるすべてのファイルを1つのファイルにまとめてね」という命令になります。
では、先程の育児休業関係のファイルを「output.pdf」という1つのファイルにまとめます。コマンドは以下の1行のみ。
$ pdfunite *.pdf output.pdf
ファイル一覧の最後に、output.pdfができています。
あとはこのファイルを開いて印刷ボタンを押すだけです。
Popplerのインストール
$\LaTeX$を利用していて、TeXLive2017以降をインストールしていれば、Popplerは最初からインストールされています。
TeXLiveをインストールしていない場合は、Popplerの公式サイトまたはTeX Wiki - Popplerを参考にインストールしてください。
なお、Popplerを利用すれば、PDFファイルの分割、PDFファイルからのテキスト抽出などもできます。
- 毎年のように改正される労働法令への対応に頭を悩ませている
- 総務や経理などの他の業務を兼務しているので、人事労務業務だけに時間を割けない
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