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人事制度や雇用管理などの職場環境を整備することでモチベーションアップにつながるという調査結果があるので紹介します。
仕事に対するモチベーションの向上のために企業が取り組んでいる人事制度と雇用管理
平成30年版の労働経済白書によると、仕事に対するモチベーションの向上のために企業が取り組んでいる人事制度や雇用管理が以下の図であり、取り組みとして多い順になっています。
この図の興味深い点は、企業が取り組んでいる施策を多い順に並べていくと
- 長時間労働対策やメンタルヘルス対策
- 仕事と育児との両立支援
- 能力・成果等に見合った昇進や賃金アップ
となるわけですが、これらの施策によって仕事に対するモチベーションが向上している企業(図の青の部分)と低下している企業(図の赤の部分)が示されているところです。
つまり、仕事に対するモチベーションが向上している企業(図の青の部分)と低下している企業(図の赤の部分)の差を比べてみることで、モチベーションアップの効果がある取り組みがわかるということです。
以下は本来であればグラフが表示されます。
もしグラフが表示されていない場合はページの更新をしてください。
なお、本調査は正社員を対象に行われているものです。
モチベーションアップの効果がある人事制度と雇用管理
ということで、引用元の図にはなかったのですが、上の図の青の部分から赤の部分を引いた数値、すなわち、モチベーションが向上している企業と低下している企業の差がわかるように図示しました。
これにより、モチベーションアップの効果がある人事制度と雇用管理を大きい順に並べていくと以下のようになります。
- 労働時間の短縮や働き方の柔軟化
- 職場の人間関係やコミュニケーションの円滑化
- 本人の希望を踏まえた配属、配置転換
- 従業員間の不合理な待遇格差の解消
- 業務遂行に伴う裁量権の拡大
まとめ
個人的にはモチベーションアップは本人の責任、モチベーション管理は会社の役割と思っています。
しかし、人事制度や雇用管理などの職場環境を整備することでモチベーションが向上するのであれば、会社として検討の価値は大いにあるでしょう。
実際、最も効果があるとされている「労働時間の短縮化や働き方の柔軟化」に関しては、当事務所にも最近ご依頼が増えている状況です。
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