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労働災害の統計の推移のグラフ(H1〜R5、死亡者数・死傷者数)

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令和5年の労働災害発生状況が発表され、死亡者数は過去最少休業4日以上の死傷者数は3年連続で増加という結果になっています。

労働災害による死亡者数の推移

注意

以下は本来であればグラフが表示されます。
もしグラフが表示されていない場合はページの更新をしてください。

推移として見ると確実に労働災害による死亡者数は減少しており、令和5年は過去最少の755人となっています。

それでも単純計算として1年365日で割ると、1日に約2.1人が労働災害により死亡しているわけです。

建設業など労働災害が身近にある業種は別として、労働災害により死亡している人がこんなにいる状況を多くの人があまり意識していません。

生活のため、自己実現のため、働く理由は人それぞれですが、仕事が原因で亡くなるなんてあってはならないことです。

労働災害による休業4日以上の死傷者数の推移

死亡者数と同じく、死傷者数も推移として全体的に見れば減少していますが、近年は増加傾向にあり、令和5年は135,371人と過去20年で最多となっています。

なお、単純計算として1年365日で割ると、1日に約370人が労働災害により死傷しています。

しかも、この死傷者数というのは、休業4日以上の死傷者数であり、単なる軽傷ではなく、そしてこの件数には通勤中に発生した災害の件数は含まれていません。

なお、以下の記事では、労働者死傷病報告の提出基準・提出時期、休業日数の数え方、使用する様式の違いを解説しています。

休業日数が4日以上かどうかによって提出時期が異なりますし、労働者死傷病報告を提出しなければ「労災かくし」を疑われることになるため、正確に理解しておきましょう。

関連:労働者死傷病報告の休業日数の数え方と使用する様式の違い

まとめ

最近は、長時間労働に伴う過労の問題が話題になりがちですが、このような労働災害が日々起こっているという事実を忘れてはいけませんし、1つ1つの会社が労働災害を起こさないという意識を持つことが大事です。

以下の発表資料では、業種別、事故の原因別などの労働災害発生状況がまとめられているのでご参考ください。

参考:令和5年の労働災害発生状況を公表(厚生労働省)

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