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国土交通省は「自転車通勤導入に関する手引き」を策定・公表しており、自転車通勤制度を検討している会社はご参考ください。
この手引きは、自転車通勤制度の導入や既存の制度見直しに役立つものとなっています。また、手引きには「自転車通勤規程」や「自転車通勤許可申請書兼誓約書」の様式も公開されているため、この機会に様式の見直しにも活用できます。
しかし・・・「ザ・役所」という表紙ですね。
自転車通勤制度の検討にあたって留意すべきポイント
手引きでは自転車通勤制度のメリットから触れられていますが、実務的に考えると、従業員から自転車通勤のニーズがあったとき、どういうリスクがあるのか、リスクヘッジとしてどのような方法があるのかという点が関心事項でしょう。
当然、手引きの中でもその点は触れられており、自転車通勤制度の検討にあたって留意すべきポイントとして以下が挙げられています。
- 日によって通勤経路や交通手段などが異なることを認める制度設計
- 1による事故時の責任や労災認定の明確化と生じるリスクへの対応
- 1を考慮した自転車通勤手当の設定
- 自転車通勤にあたって必要な施設の整備(駐輪場など)
自転車通勤制度の導入時に検討すべき事項
また、自転車通勤制度の導入時に検討すべき事項として以下が挙げられています。
- 対象者
- 対象とする自転車
- 目的外使用の承認
- 通勤経路・距離
- 公共交通機関との乗り継ぎ
- 日によって異なる交通手段の利用
- 自転車通勤手当
- 安全教育・指導とルール・マナーの遵守
- 事故時の対応
- 自転車損害賠償責任保険等への加入
- ヘルメットの着用
- 駐輪場の確保と利用の徹底
- 更衣室・シャワー・ロッカールームなど
- 申請・承認手続き
この中で特に留意すべき点が、事故時の対応、保険等への加入でしょう。また、通勤災害は当然ですが、自転車の業務利用もするのであれば業務災害との関係にも留意しておく必要があります。
手引きではかなり懇切丁寧な解説がなされているので、自転車通勤制度を検討している会社、またすでに自転車通勤制度がある会社にとってもぜひチェックしていただきたい資料となっています。
ちなみに、今回、国土交通省のウェブサイトを見て驚きましたが、いまだにSSL化していないんですね・・・国交省の幹部にはもうちょっとITリテラシーを身につけていただかないと、7payを笑えないのではないでしょうか。
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