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2009年製の古いiMacにUbuntuをインストール

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余っているiMacの活用

顧問先で「本業は何をしているの?」と聞かれるほど、私はガジェット好きです。

顧問先やメルマガ購読者には前々からお知らせしていますが、最近はプログラムにもハマっており、仕事でもシェルスクリプトを活用して、100名分の労働者名簿を数秒でPDFファイルとして作成できるコードを書いたりしています。

完成したときはちょっと感動しました(^^) Wordなんて使う気になれない・・・

さて、タイトルの「2009年製の古いiMacにUbuntuをインストール」ということですが、経緯は以下のとおり。

  • 知り合いの会社から「余っているiMacいる?」と聞かれた
  • 出先での作業が多いためノート型のMacBookやMacBook Airしか使ってこなかったが、iMacには以前から興味があった

まあ、無料という言葉に弱い、です・・・ミニマリストへの道は果てしなく遠い・・・

iMac Late 2009の盲点だった問題点

連絡を受けた当初はiMac Mid 2011をもらえると聞いていましたが、起動してみるとiMac Late 2009。無料だし、遊び道具のつもりでもらったので、もちろん文句は言えません。

ただ、調べてみて困ったのが以下の点。iMac Mid 2011であれば・・・

  • 現時点の最新macOS Mojaveがインストールできない
  • Appleの特注品によるHDDということで温度センサーが付いている

最新OSへのこだわりはありませんが、メインの仕事道具であるMacBook 2017のOSと違うと、操作性が変わって困るかもと不安にはなるわけです。面倒だし・・・

また、2つ目の問題点はかなり痛く、SSDに慣れている身としてHDDのもっさり感には耐えられない可能性大。

元々、SSDに交換するつもりでしたが、温度センサーを外してしまうとファンがフル回転してしまいます。

調べてみると、ソフトでファンをコントロールすることが可能なようです。温度センサーのケーブルをわざとショートさせて使っているツワモノもいるようですが。

SSDへの交換は断念

iMacがもらえる!とウキウキ気分になってしまい、1TBのSSDをすでに購入していたのは痛恨の極み。

せっかくSSDも買ったことだし、ということで交換作業を行ったが、今度はSSDを認識しないトラブル・・・

調べてみると、一旦外付けでSSDを認識させ、macOSをインストールしてから、再度内部に取り付けるとうまくいったという記事を見つけましたが、さすがにここでギブアップ。

遊び道具のつもりでもらったのに、仕事に差し障りが出るほど時間が取られるのは困るし。

ただ、このままだと、机の上にただの邪魔な置物がある状態・・・

そうだ、Linuxの世界に行こう!

突然「そうだ、Linuxを入れよう」と閃きました。

古いPCでもサクサク動くと評判のLinuxであれば、10年前のiMac、HDDでもサクサク動くかもしれない!

学生時代は純国産と当時話題のTurbo Linuxで遊んでいた時期もありますが、一応、Linux初心者、ということで調べてみると、今はUbuntuというDebian GNU/LinuxをベースとしたOSが人気のようです。

WikipediaのUbuntuによると、Ubuntuの初リリースは2004年ということなので、あっという間に人気になったんですね。

ちなみに、Ubuntuは南アフリカのズールー語の言葉で「他者への思いやり」を意味するそうです。

で、ブートUSBを作ってインストールしてみると、あっさり完了。

昔のLinuxは、ドライバも少なく、プリンタやネットなどハードの認識で苦労した記憶がありますが、技術の進歩というか、関係者の努力というか、隔世の感がありますね。

また、軽量Linuxとしては、antiXやlinuxBeanといったものがあります。参考までに、antiX をインストールするのに必要なスペックを調べてみると、以下のとおり。(  )内は推奨要件。

  • CPU: Pentium II (Pentium III 以上)
  • RAM: 192 MB (256 MB 以上)
  • DISK: 1 GB (3.8 GB 以上)

Pentium IIって20年以上前のスペック・・・Linuxってやっぱりすごいですね。

年々重いスペックを要求するOSって誰のためなのだろうか?

今回、iMac Late 2009にLinuxを入れようとして考えてみたのですが、WindowsやMacのOSが年々重くなっている理由って何なんでしょうか。

動画編集をゴリゴリするならスペックは必要ですが、そもそもOS自体を重くしているのは、やっぱり新しいハードを購入させたいだけなんでしょうね。

ちなみに、弟の知り合いは「Appleは最高のハードウェア会社だ」と言い、MacにUbuntuを入れて仕事をしているそうです。

あ、私も最初これを聞いたとき、文字どおりに受け取ってしまいましたが、これは痛烈な皮肉です。macOSは大嫌いってことか・・・。

それと、周りに今回の顛末としてLinuxのインストールの話をしたら「オタクだねー」と言われたので、一応反論しておきますw

私の周りではMac利用者が多いのですが、MacはBSD系のUNIXをベースに開発されているので、Linuxとは兄弟のようなものです。なので仲間なんですよ。

なお、私は以下の2冊を年末年始に読み進め、実際にコマンドを入力しながらシェルスクリプトを習得しました。

タイトルはUNIXやLinuxとなっていますが、Macではbashをすぐに使えますし、シェルスクリプトを使うと様々な事務作業の自動化ができます。

冒頭で紹介した労働者名簿のように、雛形があって、氏名や住所など部分的に異なる部分があるような書類を作成するときは、シェルスクリプトを書いておけば、100人分でも1000人分でもあっという間にPDFファイルが作成できます。

だからこそ「定型的な事務の人こそシェルスクリプトをマスターすべき」と最近は顧問先で力説しています。

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