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小さなチーム、大きな仕事を読んで考える事務所経営

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最近は、昔読んで印象に残った本の再読にハマっています。

読書記録によると「小さなチーム、大きな仕事」を以前読んだのは2017/4なので6年前です。

当時、結構人気のあった本であり、Ruby on Railsの開発者による書籍ということで話題にもなった本です。

ビジネスの常識なんてウソっぱちだ。会社を成功させるのに、事業拡大も、派手な広告も、会議も、徹夜も、長期計画も、オフィスも必要ない。少人数でシンプルに、臨機応変に―自分流のやり方を作り上げながら僕たちは成長してきた。世界的ソフトウェア開発会社「37シグナルズ(現・ベースキャンプ)」の創業者と開発者が、成功をつかむための常識破りな手法を伝授する。いま、ビジネスに真に必要な考え方を示す必読の書。

印象に残り、事務所経営をする上で参考にしている箇所は以下のとおりです。

会社の規模なんて気にしない

「会社の規模はどのくらいですか?」とよく聞かれる。ただの世間話だが、期待されている答えは小さくない。大きな数を言えば言うほど、印象的で、プロフェッショナルで、パワフルだと思われるようだ。

(略)

規模とビジネスにはどんな関係があるのだろうか。なぜいつも拡張が目標なのだろう。うぬぼれ以外に「大きさ」に引き寄せられる理由は何だろう(「スケールメリット」よりましな答えが必要だ)。ちょうどよい大きさを見つけて、それに満足してはいけないのだろうか?

職員数を多く抱える社労士事務所の代表と、社労士1人の個人事務所、社労士としての力量に違いはないはずです。結局は日々いかに勉強しているかの違いですし。

人を雇用しているという意味では、職員数を多く抱える代表社労士のストレスは大きいでしょうけど・・・

どのくらいの規模にするかをすぐには決めないことだ。ゆっくり成長して最適なサイズをみつけよう。あせって人を雇うのは多くの企業にとって死因となる。身の丈に合わない急激な成長にも気をつけよう。

人事労務に関する業務をしていると、死因とまでは言わなくても致命的となっている企業をいくつも見聞きしてきました。拡大の魔力に取り憑かれるのでしょうか。

急速に雇用していて、ザルな採用、自律という名の放置組織のまま、人数だけが増えていき、急速に腐っていく組織に関わったこともあります。程なく倒産しちゃいましたが・・・

小さな企業はもっと大きければと願っているのに、大企業は身軽で柔軟であることを夢見ていることに気づいているだろうか? 正しいやり方はない。そして1度大きくなってしまうと、社員を解雇したり、士気を下げたり、ビジネスのやり方を根本的に変えたりしないかぎり、縮小することは非常に難しい。

(略)

小さなビジネスを目指すことに不安を抱かなくていい。持続的で、利益の出るビジネスを行っていれば、それが大きかろうと小さかろうと誇るべきことなのだ。

睡眠を取ろう

寝る間を惜しむのは間違った考えだ。確かにすぐに追加で数時間が手に入るが、後で絶対にそのツケを払うことになる。自分の創造性、士気、そして態度を破壊してしまう。

(略)

にもかかわらず睡眠不足に対して自虐的な自慢をする人がいる。感心してはいけない。睡眠不足はあとで災いとなって跳ね返ってくる。

睡眠の重要性については、多くの科学的なデータが示しているとおりです。

そもそも1日24時間と考えるのが間違っていて、1日のスケジュールを計画するときは、7〜8時間の睡眠時間も考え、最初から1日17〜18時間と考えるべきです。

とはいえ、プログラムに熱中し出すと、ついつい夜中までやってしまうのは私の悪い癖なのですが・・・

まとめ

改めて読み返してみると、今の事務所経営の考え方そのものという部分が多く、当時かなりの影響を受けたことがわかります。

自分に適した本に出会うのは本当に重要であることがよくわかります。

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