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単に趣味として読み始めた小説でしたが、企業経営や人事労務といった仕事にも関係する名言が多く、はまってしまいました。
そもそものきっかけは、暇つぶしにHuluで見た「ドラマ・ハゲタカ」ですが想像以上に面白く、原作にまで手を出すことになったわけです・・・
ハゲタカのあらすじ
不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネス。
ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。
ハゲタカで刺さった名言集
ストーリーは、バブルの後遺症に悩む日本が舞台です。
大手銀行に勤め、エースと言われつつも、融通の利かない芝野が悩む心の声です。
会社員に求められるのは、定められたルールの中での適合力。
長い物には巻かれよ、一時の義侠心や変な正義感を振りかざせば、それは一生のツケとなって戻ってくる。
俺達は闘うことも挑戦することもせずに、ただ自分達の都合の良い結果だけに満足して、先に進むのを避けてしまっている。
これが人生か。これが生きているという意味なのか・・・。
サラリーマンなら誰しも一度は思ったことのある心の声ではありませんか?
また、以下は鷲津の言葉です。国際金融だけでなくすべての業種に通ずる言葉ではないでしょうか?
あえて補足するとすれば、情報収集力も大事ですが、その情報を見分ける力・活用する力はもっと大事な気がします。
弱肉強食の国際金融の世界で生き抜く最大の武器は、情報収集力です。一つの情報は、時に数億ドルの金を凌駕するほどの力を持っています。
以下も鷲津の言葉です。成功も失敗も、結局は人による、これに尽きる気がします。
日本には、経営のプロも再生のプロもいない。いるのは、一つの企業の中でしか通用しないルールの中で生き抜いて、たまたまトップになったという井の中の蛙だけだ。ならば、これからそういう人達を育てる必要がある。
ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、敵には、こんな相手と闘って自分はなんて不幸なんだと思わせることだ。
以下は、大手銀行の職を辞め、企業再生を志し、えびす屋の社長に就任し、見事に復活させた芝野がインタビューで語った言葉です。
日本人はマニュアル人間だとよく言われます。でも、実はそうじゃない。自分達が主人公になって何かを変えることができるという実感を持てれば、大きな変革の原動力が生まれる。
最後に、芝野が、老舗旅館の後継者として生まれつつ、経営者である父親の後を継ぐかどうか悩む貴子にかけた言葉です。
企業が再生する上で、一番大切なのは、経営トップが持っているオーラです。どんなことをしても、自分がこの会社を蘇らせてみせる。そのために、自らが率先して行動し、そして従業員達と一緒に汗を流す。それが、連帯感や希望を生むものです。
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