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ブログ・サイトの管理をWordPressからHugoに移行したら爆速で快適

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このブログは昨年8月、事務所の公式サイトは今年7月に、WordPressからHugoに移行しました。

正直、もっと早くHugoに移行しておけばよかった、と思えるくらい快適です。

ブログと言えばWordPress、と言われるほど、WordPressは人気の高いCMS(コンテンツ管理システム、Content Management System)です。

このブログや事務所サイトではPVが増えても安心のエックスサーバーを以前から利用していますが、エックスサーバーのような良心的なレンタルサーバー運営会社であれば、1クリックでWordPressをインストールできる便利なサービスもあります。

導入も簡単、ブログやウェブサイト管理に必要な機能が充実しているということでWordPressが流行するのは当然です。

実際、2019.6の調査「Shopifyが増加 - 6月CMSシェア」によると、WordPressのシェアは34.0%と他を圧倒しています。

WordPressをやめた理由

当初はこのブログや事務所サイトでもWordPressを利用していました。ただ、使い続けているうちに、以下の不満が徐々にたまっていきました。

  1. 動作が重い・画面遷移の速度が遅い
  2. メンテナンスが面倒
  3. 記事の管理が面倒

1. 動作が重い・画面遷移の速度が遅い

詳しくない人に簡単に解説しておくと、WordPressは、PHPというプログラムとデータベース(DB)の連携によってWebサイトを表示しています。

そのため、HTML直書きのウェブサイトに比べると、表示のために1クッション多くなり、動作が重く、そして画面遷移の速度は遅くなりがちです。

これは良い・悪いの問題でなく、プログラムによってその都度画面上に描画するWordPressと、HTML直書きを比べた場合の物理的な問題であり、仕方のないことです。

もちろん、話題となったdev.toのように、技術を駆使することで、感動するレベルの爆速サイトは実現できるのでしょう(dev.toはWordPressではないけど動的サイトというくくりで)。

参考:なぜ dev.to がこんなにも速く、こんなにも自分にとって感動的なのか

ただ、そもそも私の本業はプログラマーじゃなくて社労士ですし・・・😅

2. メンテナンスが面倒

WordPressはプログラムで動いているため、セキュリティ上のリスクがつきまといます。

WordPressが流行しているがゆえに、脆弱性を狙った攻撃は多く、定期的なアップデートを行っていなければ、運営者が知らないうちにWordPressを踏み台にした攻撃のリスクがあります。

また、WordPressにはプラグインを入れることで様々な機能を付け足すことができます。

プラグインの導入による手軽な機能の付与は、大きなメリットですが、プラグイン同士でバグがあったり、開発がストップすることも多々あるため、日々のアップデートやメンテナンスをきちんとしておくことが重要です。

WordPressが高機能なのは間違いありません。

しかし、使いこなすためには、セキュリティ面である程度の知識を学んでおくこと、それができないのなら、しっかりフォローしてくれる専門家と契約しておくことが必要です。

こうしたことから、個人相手に、安易にWordPressをオススメするセミナーをしている人などは無責任ではないだろうか、とさえ今は考えています。

3. 記事の管理が面倒

WordPressでは、各記事はMySQLというDBによって管理されます。

そのため、記事の一括編集、エクスポートをしたいときなどは、WordPressの機能上に実現されていなければ、SQLのコマンド操作が必要になります。

SQLの知識はビジネス上のメリットになりますが、WordPressの手軽さという売りからは離れてしまいます。

静的サイトジェネレーターHugoを採用

静的サイトジェネレーターとして、Jekyll、Hexo、GatsbyJS、VuePressと様々なものがありますが、私はビルド(ファイルの生成)が爆速と評判のHugoを選択しました。

Hugoによるサイト構築では、以下のサイトに大変お世話になりました。

参考:まくまくHugo/Goノート

Hugoのメリット

WordPressへの不満の裏返しになりますが、Hugoのメリットは、以下の3つです。

  1. 動作が軽い
  2. メンテナンスが不要
  3. 記事の管理が簡単

まず、Hugoというより静的ジェネレーターすべてのメリットになりますが、HTMLを直書きしているので、動作は軽くなります。

もちろん、大容量の画像をたくさん並べたり、JavaScriptの読み込みを適切にしなければ遅くなりますが、それはWordPressでも同じことです。

また、セキュリティの心配をしなくて良いのは精神衛生上かなり快適です。メンテナンス不要ってすばらしい👍

そして、すべての記事がファイルとして手元にあるため、記事の管理が簡単です。

すべての記事が手元にあるため、サーバーの移転も簡単にできます。

現在利用しているエックスサーバーには何の不満もないため、当面移行する予定はありませんが。

また、Hugoのビルドは噂以上の爆速、このブログの記事数でもビルドは179ms(ミリ秒)です。

唯一、Hugoでネックだったのが、プログラミング言語がGo言語、公式サイトの解説は丁寧ながらすべて英語、という点でしたが、やはり速さは正義です。

Markdown記法で記事を書けるのも最高です。

なお、Markdownを知らない方のために、WikipediaのMarkdownを以下に引用しておきます。

Markdown(マークダウン)は、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつである。

本来はプレーンテキスト形式で手軽に書いた文書からHTMLを生成するために開発されたものである。

しかし、現在ではHTMLのほかパワーポイント形式やLATEX形式のファイルへ変換するソフトウェア(コンバータ)も開発されている。

今では依頼された原稿執筆でも、まずはMarkdownで記事を書き、Wordに貼り付けています。ドキュメント管理はMarkdown一択でしょう。

こちらのブログは既存のテーマを利用して、昨年8月にさっさとWordPressから移行しましたが、事務所サイトはこだわってテーマから自作していたら、あっという間に1年近く過ぎてしまいました・・・

追記:事務所サイトのテーマづくりで得たノウハウを活用して、こちらのブログのテーマも自由度を求め、結局0から自作しました。

JavaScriptを勉強中

Hugoへの移行の際に、テーマから自作を始めたのでHTML5、CSS3を基本からしっかりと勉強しましたし、最近は調子に乗ってJavaScript、Node.jsの勉強までしています。

ちなみに、JavaScriptは、ES2015に対応している「初めてのJavaScript 第3版」を用いて基本から勉強しています。

友人からはプログラマを目指しているの? とからかわれていますが・・・

ということで、このブログ、そして画面遷移が速くなった事務所公式サイトともども、ぜひ今後ともご覧ください。もちろん、速さはこれからどんどん追求していきます。

ちなみに、以下のサイトはHugoによる構築ではありませんが、かなり話題になっており、AMPにもチャレンジしたいところです。

参考:WordPressをやめ静的サイトジェネレーターで高速化した話

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