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社会人に必須な能力にも関わらず、日本の学校で系統的な教育が行われていないと考えているものの1つが、ライティングの技術。最近読んだアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスによる著書の中には以下のような一節がありました。
自分の考えを完全な文章と完全なパラグラフで書き表そうと思うことで、深く明快な思考が喚起される。
入門 考える技術・書く技術
今回ご紹介する「入門 考える技術・書く技術」は日本人向けのロジカルライティングの書籍です。
ベストセラーとして、長年読まれ続けるバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術 - 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」の翻訳者である著者が
- 日本語の約8割には主語がない
- 複雑な接続詞の問題
など、日本語特有の問題を解決するために書かれた、日本人による日本人のための実践ガイド的な本となっています。
ロジカルライティングは、ロジカルシンキングと異なり、常に「読み手」を想定する必要があり、構造から考え、内容をMECE(漏れなくダブリなく)に組み立てていく知的作業と言えます。
以下のとおり、ライティングの重要性は今後ますます高まっていきます。本書では、ビジネス文書、Eメールの書き方まですぐに使えるノウハウが満載であり、すべての社会人にオススメできる必読の良書です。
ライティングに関する意識や教育の日米格差は歴然ですが、問題はそれだけにとどまりません。
ビジネスがスピード化し、Eメール1本で相手を説得したり、スライド・プレゼン一発で重要事項を決定したりすることが当たり前となった今、もはやグローバル企業ではライティングの下手な人は出世が困難となっているのです。
それが現代の趨勢です。
まとめ
国家公務員の仕事は幅広いものですが、共通して要求されるスキルの1つに文章力があります。法令、行政通達など文章によって国民に内容を周知しなければなりません。読み手によって様々な解釈を生み出す文章を書くことは論外です。
1年目のときに「お前の書く文章は幼稚だ」とよく叱られ、A4一枚の文書で5回以上やり直しをしたことがあるほど、上司に鍛えられました。
思い返すと、他人の文章を何度も修正することは自分で一から文章を書くよりも大変なことであり、今となっては本当に感謝しかありません。
そんな経験もあって、今は私自身、文章の書き方に正直うるさい方であり、顧問先が従業員向けに周知する文書などチェックを依頼されたときも容赦なく修正を指摘しています。
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