ワタミに初の労働組合結成(なんと13,000人規模!)

こんにちは。福岡の社労士・安部敏志です。

「ブラック企業といえばワタミ」というほど、もはや拭いきれないイメージがついてしまいましたが、報道によると労働組合が結成されたとのことです。

居酒屋チェーン大手のワタミで初めて労働組合が結成された。グループの正社員約2千人と、アルバイト約1万5千人の大半が入った。流通、繊維業界の労組を束ねるUAゼンセンが支援し、1月から結成の動きが進んでいた。ワタミによると、1984年の創業以来、企業別労組はなかったという。

5月16日、労組「ワタミメンバーズアライアンス」(組合員数約1万3千人)が結成され、入社すると同労組に加入することになる「ユニオンショップ協定」を労使で結んだ。

組合員数1万3千人ってさすがの規模ですね。ちなみに労働組合の結成は、日本国憲法で保障された団結権であり、使用者による不当な介入は禁じられています。

日本国憲法第28条(勤労者の団結権)
勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。

同社の経営陣はこれまで、「社員は家族だ」といった経営理念から労組に否定的だったが、長時間労働などで「ブラック企業」と批判され、業績も悪化。労務管理を見直してきた。

(略)

これまでは社員アンケートで労務状況を把握してきたが、労組結成により、組合員の声が直接届くことに期待しているという。

経営者にとっても、これだけの規模になると、アンケートで把握するよりも、労組を通じて労働者側のまとまった意見を聞けるという意味ではありがたいところでしょう。

いずれにしても、先手を打って労務管理をしなかったツケというのが大きく響いています。これを機に、働く人の職場環境の改善が期待されるところです。

参考

ワタミに初の労働組合 「ブラック」批判受け

ベンチャー企業の起業家に伝えたい激励の言葉とワタミの訴訟から学ぶこと
過労自殺に伴う損害賠償に関する訴訟で、ワタミと遺族が和解をしました。賠償金は1億3千万円となり、ワタミ側は法的責任を認めて謝罪しています。今回は、このワタミの事案を教訓としてベンチャー企業の起業家に伝えたいことを書いてみます。
ワタミに初の労働組合結成(なんと13,000人規模!)
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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

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