行政の今後のブラック企業対策に度肝を抜かれた!

昨年の12/22、まさかの年末の動きですが、厚生労働省より、今後の長時間労働対策についてという新しい対策が発表されたのですが、これには度肝を抜かれました。

ポイントは以下のとおりです。

  1. 都道府県労働局に「働き方改革推進本部」を設置し、地方公共団体等の協力を得つつ、各局幹部による企業経営者への働きかけを行うとともに、地域全体における働き方の見直しに向けた気運の醸成に取り組むこと。
  2. 時間外労働が月100時間を超える事業場等への監督指導を徹底するとともに、厚生労働省本省がインターネットを監視して収集した、過重労働が疑われる企業等の情報を監督指導等に活用すること。
  3. メンタルヘルスの一層の向上に向けてストレスチェック制度の周知等に取り組むこと。

これは、まさに昨今のブラック企業対策の一環ですが、従来よりかなり踏み込んだ内容になっているのが、発表資料を丁寧に読んでいくとわかってきます。

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本気ポイントその1

発表内容を見ると、「本日、全国労働基準部長会議を臨時に開催し、別添のとおり、長時間労働対策について、年明けから取り組むことといたしました。」とあります。

12/22に全国47都道府県に所在する労働局の幹部を集めたわけです。通常、年末にこのような大きな会議を行うことは考えにくいです。年末というのは予算関係のイベント、もっと具体的に言うと、政府予算案の内示というのがありますし、そもそも年末ですし。

しかし、それ以上に、昨年末は大きなイベントがあったわけです。

それは何でしょうか?

衆議院の解散総選挙!

です。これを意識して資料を見ていくと本気度合いがわかってくるわけです。

本気ポイントその2

2014-12-22-MHLW1

さて、具体的に発表資料を見ていきます。上の図は、その発表資料の一部ですが、労働局長や労働基準部長が、地域のリーディングカンパニーを訪問し、働き方の改革を要請するそうです。

改革!

単に時間削減ではないんでしょう。どんな要請をされるのか、今後要請される地域のリーディングカンパニーの方にお伺いしたいところです。

いずれにしても、各都道府県に所在する国の機関である行政組織の幹部が、地域のリーディングカンパニーに要請に来るわけですから、相応の対応が求められることになります。

本気ポイントその3

2014-12-22-MHLW2

次に、上の資料の「2 インターネットによる情報監視」です。行政機関が、

監視!

警察組織がこのような用語を使うと、大問題になりそうですが、大丈夫なんでしょうか。。。

それと、「高収入を謳うもの、求人を繰り返し行うもの等の過重労働等が疑われる求人事案に着目」というのも大切なポイントです。

つまり、ブラック企業というのは、高収入を謳って、働く人をだまし、使い捨てにする、だから繰り返し求人をしている、そんな企業は行政が監視し、情報収集し、監督指導を行っていきますよということです。

実は一瞬でわかる本気度ポイント

実はこの発表を見たとき、私は資料の詳細を見る前、つまり一瞬で、度肝を抜かれました。これは本気だ!と。

これは行政内部にいたからこそわかる見方ですが、ご関心がある方は、別途配信するメールマガジンで紹介しますので、ぜひご購読ください。

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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

最近は記事の執筆やセミナー講師の依頼にも積極的に対応。仕事内容がわかりにくいとよく言われるので、業務内容・実績を紹介するページを作成しました!

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