人材育成やモチベーションアップの前に社員が共有すべき地図

こんにちは。福岡の社会保険労務士・安部敏志です。

多くの経営者は、社員の人材育成、モチベーションアップの重要性を認識しています。しかし、そんなことを考える前に、経営者はしっかりと認識し、社員に示さなければならない重要なことがあります。

今回は、経営者が、社員の人材育成やモチベーションアップを考える前に、社員に示さなければならない「地図」について書きます。

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あなたの会社は全員同じ地図を持っていますか?

経営者であれば、社員の人材育成、モチベーションアップの重要性については強く認識しているはずです。

具体的にどのように人材育成を行えばよいのか、内部で行うべきか、外部の講師にお願いすべきか、社員のモチベーションをアップさせるためには、やはり給与を上げなければならないのか、それとも賞与の方がよいのか、悩みは尽きないでしょう。

ただ、その前に、確認しておかなければならないことがあります。それは社員全員が「経営者と同じ地図を持っているか?」ということです。

社員全員が同じ目的地に着くためには、同じ地図を持っていなければなりません。

これがミッションであり、目的です。

社員の人材育成、モチベーションアップ、これらはもちろん重要です。しかし、ミッションが明確になっていなければ、人材育成やモチベーションアップをいくら頑張っても無意味です。

ミッションが明確になっていれば、そのミッションを達成するために必要な人材育成やモチベーションアップの方法も、より具体的になっていきます。

間違った地図を持ってしまったらどうなるか?

探している場所はなかなか見つからないでしょう。このような状況でモチベーションをアップさせても無意味です。

頑張っても、2倍の速度で道に迷うだけですから(^0^)

前向きに考えてみたらどうか?

道に迷っていることは気にならないかもしれませんが、迷っていることに変わりはありません(^0^)

あなたの会社の地図を作るには?

それでは、どのようにしてあなたの会社の地図をつくればよいのでしょうか?

それは経営者の頭の中にあるビジョンを文書として落とし込むことです。頭の中にあること(暗黙知)を、いくら口頭で伝えても、社員に何度話をしたとしても、明確に伝えることはできません。

せいぜい10人に1人くらいしか伝わらないでしょう

昔、TV番組でもやっていましたが、伝言ゲームでは、伝言するうちに最終的に全く別のものに置き換わっていることがよくありました。人に正確に伝えるというのはそれほど難しいものです。

だからこそ文書は重要なわけです。それに、いざ経営者が頭の中にあるビジョンを文書としてつくろうと思うと、想像以上に苦労します。暗黙知→形式知は難しいということです。これはやってみるとよくわかります。

映画制作は、監督、俳優、照明など専門の人たちが集合して、一つの物語を作るという目的を持っています。そこには事細かな台本があります。

会社の地図を作るときには、映画制作のときほど細かな台本は不要です。むしろ経営者は目的を示すだけで、そのための手法は社員に考えさせるといった方法でも良いでしょう。

社員は、目的を達成するための手法について、自分たちの問題として考えるときにこそ、会社に、そして自分たちに不足している部分に気づきます。

そしてその不足している部分をどのようにして補えばよいか考えます。これこそが生きた人材育成です。似たような事例、共同できる他社がないか、自ら調べます。

まずは経営者の頭の中にあるビジョンを文書にしましょう。そして、その文書は会社の方向性を示すものとなります。その文書に沿って業務を行えば評価されるし、その文書に反した行動を行えば評価されません。これが人事考課・人事評価となります。

だからこそ、経営者の頭の中にあるビジョンを文書にするには、就業規則が最も適していると言えますし、就業規則を作成する中で社員と議論することで描くべき「地図」が見えてくるのです。

そしてその地図に従ってどのように目的地に到達するのか、それが人事考課・人事評価制度となっていくわけです。

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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

最近は記事の執筆やセミナー講師の依頼にも積極的に対応。仕事内容がわかりにくいとよく言われるので、業務内容・実績を紹介するページを作成しました!

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