経営とインテリジェンスとサウジアラビアの不思議な関係

このサイトで政治や外交を取り上げたことは今までないのですが、今回は特別です。

サウジアラビアが年明け早々にイランとの断交を宣言しました。年末に熱中して読みふけった本がまさに予測しており、このニュースを見たときは飛び上がるほど驚きました!

インテリジェンスって凄いんだなと。。。ということで、今回は企業経営にも生かせるインテリジェンスについて書きます。

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サウジアラビアの外交力とその影響

年明け早々、サウジアラビアは、大使館襲撃への対抗措置として、イランとの断交を宣言しました。

サウジアラビアといえば世界一の原油埋蔵量ですが、以下のニュースの内容を理解できる人はどれくらいいるんでしょうね?

サウジアラビアとイランは地域の大国としてライバル関係にありますが、去年7月の核合意により、イランが国際的な孤立から脱却するとみられており、サウジアラビアでは警戒感が強まっていました。-TBS News 04日10:47

偉そうに書いていますが、私も年末に「インテリジェンスの最強テキスト」を読むまでは全く知りませんでした(笑)

普通に考えると、国際的な孤立がなくなれば、みんな仲良くなるわけですから、それは良いことなはずですが、この記事の書き方だとそうではないということです。

インテリジェンスの最強テキストの中では、インテリジェンスを切り口として、サウジアラビアとイランの関係を中東の歴史、宗派の対立といった点から解説しています。

またアメリカとサウジアラビアの関係、オバマ大統領の発言の影響などについても詳しく紹介されてますし、何より秀逸なのが以下の部分からもしれません。

ゴルバチョフ元ソ連大統領が来日したとき、「ソ連崩壊の原因をたった一つ挙げるとしたら何でしょうか」という質問に対し、(略)

ゴルバチョフ元大統領は「サウジアラビアに対して、われわれはあまりに無知だったということだった」と応じたのだった。

で、この本自体は昨年9月に出版されているんですが、まさに今回の件を予言していたかのような内容が書かれているわけです。

これこそインテリジェンスの真骨頂でしょうね。「インテリジェンスの最強テキスト」については、とても興味深い点が多く、読書メモをたくさん残しましたので、いずれ書評を書きます。

今回は、インテリジェンスの定義だけ書いておきます。ただ、ウクライナ問題、イスラム国の問題、マレーシア機爆撃事件、それぞれの外交問題についてインテリジェンスを駆使し、各国の声明などから紐解いていく状況は興奮ものです。まさに「事実は小説より奇なり」です!

「インテリジェンス」とは、国家が動乱の中を生き残るために、選りすぐられ、分析され抜いた情報である。

経営に使えるインテリジェンスの手法

私はシンガポールにある日本大使館で3年間働いていましたし、日本に帰国してからも国際担当でしたので、各国政府の担当者とやり取りを続けていました。

どういうことをしていたのかと聞かれることが多いのですが、このインテリジェンスのようなことです。

もちろん、こんなに高度なことではないので、少なくとも命を狙われる心配はありませんでしたけど(^0^)

つくづく思うのは、このインテリジェンスの考え方・手法は、経営に大いに利用できるということです。というより、成功している人は無意識にこの手法を用いていると言えます。

大切なことは、過去の類似例に逃げ込まないことです。過去の出来事と同じように見えても、時代背景や取り巻く環境が異なれば対応は異なります。過去の出来事から未来に対処するエッセンスを取り出し、現在の状況を客観的に踏まえ、未来を予測することです。

昔と今では、飲酒運転で捕まった後の処遇が全く異なりますよね?

インテリジェンスの最強テキストでは、以下のように書かれています。

一国のインテリジェンス能力は、その国力から大きく乖離しない。

会社経営の観点から考えると、「一企業のインテリジェンス能力は、その企業力から大きく乖離しない。」ということです。

私は完全に同意しますが、あなたはどう思いますか?

インテリジェンスの最強テキスト
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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

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