やはり日本企業は劣化しているのか? 経営茶坊主と経営企画部(^0^)

こんにちは。福岡の社労士・安部敏志です。

なかなか刺激的なタイトルの記事「日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった」を見つけました。

その中で人事コンサルタントに関する内容を含んでおり、また常々感じていることが書かれていたので所感を含めご紹介します。

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経営茶坊主と経営企画部

結構長文の記事で、最近の日本企業の不祥事や、同じ本を読んで私も印象に残っていたインセンティブに関するイスラエルの罰金事例などが取り上げられています。

ただ、記事の中で強く同意してしまったのが以下の部分です。人事コンサルタント会社のマーケティング力ってすごいですね。これまで接点がなかったので考えたことがありませんでしたが、経営企画部というのは、経営する人が考えるべきことを考える部署なんですね。

第三者委員会が本当に第三者なのかを評価する第三者委員会が必要というブラックジョークを思い出しました(^0^)

日本企業の成果主義は、経営者周辺の社内エリート層と(筆者は「経営茶坊主」と呼んでいる。典型的な部署名は「経営企画部」だ。経営者が本来の機能を果たしていないから、こういう名前の部署が存在するのだろう)、マーケティング上彼らに巧みに取り入った人事コンサルタント会社の作品だが、社員の仕事自体に対するやる気や責任感を、かえって後退させている。

加えて、近年、経営者層の報酬額が上昇したことで、中間管理職を含む一般社員(正社員の大半)は、会社の責任になるようなことは経営者たちに任せておけばいい、と考えるようになった。「社員の一人一人が、あたかも社長であるかのように会社のことを考える」という熱気は、大半の社員から失せた。むしろ、経営者の報酬に比べて大いに少ない報酬で「我慢」して働いていることを、会社に対する貸しのように思うようになった。

組織に蔓延する「他人事」感

私が、上の記事を読んでまっさきに思ったのが「他人事」感です。私が人事制度の話をするときによく用いているのですが、人事制度で大事なことは、社員の「他人事」をいかに「自分事」に変えていくかです。

「幹部がダメすぎる」、「うちの会社ではどうせ無理」、「頑張るだけ損」、サラリーマンの人と話すとこんな言葉を以前はよく聞きました。

では、「自分」としてどうしたいのかを聞くと、自分のしたいことはちゃんとあるわけです。じゃあ、すればいいだけです。でも「時間がない」、「しても評価されない」ということで結局堂々巡りになります。

したいことがあるなら上司や同僚にぶつけるしかありません。

私も以前の職場でどうしてもやりたいことがあったので上司にぶつけてみました。そして返ってきた答えが「やりたいなら一人でやれ」というものでした。

もちろんそれまでやっていた仕事の量が減ったわけでもなく、時間外にまるで趣味のようにやっていたわけですが、それでも満足感・達成感はありました。

もちろん悔しい部分もありますし、実際一人でやったわけですから、今でも「これは私が一人で作ったものなんですよ」と自慢しています(^0^)

話が逸れてしまいましたが、経営者を含め、社内全員が他人事のように考えて仕事をしていたら、当然組織は崩壊するでしょう。

私は、日本企業がもともといい加減だったとは思っていません。大手企業で人事をしている方も多く知っていますが、みなさん熱く自社の将来や今後やるべきことなどを語っています。なので、劣化していません・・・あ、何人か退職しているな・・・やっぱり劣化しているのかな・・・

社内の一人一人が、自分事として毎日の仕事をとらえ、事業を行っていけばすごいことができると思うんですけどね。

参考

日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった

やはり日本企業は劣化しているのか? 経営茶坊主と経営企画部(^0^)
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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

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