サビカスのキャリア・カウンセリング理論に関する読書会に参加してみた

はじめて読書会というものに参加してみましたが、想像以上に収穫のある時間を過ごすことが出来ました!

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課題の本はキャリア・カウンセリング理論

読書会の課題の本は、サビカス キャリア・カウンセリング理論です。

著者のマーク・L・サビカスは、以下の引用によると、現在の米国キャリア心理学会において、最も名声の高い学者の1人ということで、このキャリア・カウンセリング理論も、今、日本でも流行しているアドラーの影響をかなり受けているということです。

マーク・L・サビカス

21世紀にふさわしいキャリア発達およびキャリアカウンセリングの理論として「キャリア構築理論」を提唱(2005)

サビカスは、「働く人を取り巻く環境が流動的で不安定なものへと急激に変化している今日、働く人を支えるキャリアカウンセリングも変化すべきである」と主張

キャリア構築理論は、構成主義(ナラティブアプローチ)という新しい視点をキャリア理論に取り入れ、「人は職業行動と職業経験に意味を付与することにより、自らのキャリアを構成する」と考える。

客観的なキャリアより「意味あるストーリー」を生み出す1つのまとまりとしての主観的なキャリアを重視し、過去の記憶、現在の経験、そして将来の抱負に意味を与える主観的な構成体としてのキャリアに焦点を当てる。

正直なところ、キャリア・カウンセリングという分野は、直接的には私の業務に関係しません。

しかし、雇用形態の大きな変化の中で、働く人々のキャリア支援がどのように行われているのか、そして今後行われていくのかという最新の学術研究には興味がありますし、何か業務のヒントになるかもしれないとも思ったわけです。

新たな人脈という財産!

それに何より読書会に参加することで、普段業務ではあまり接することのない様々な人たちとも出会える、そのような人脈こそ財産とも言えますし。

そういった理由もあり、門外漢ではありましたが、ちょうどfacebookでイベントの案内があったので、勇気を出して参加希望を申請したところ、快く参加の同意をいただきました(^0^)

何でも言ってみるものですね!

個人では挫折しそうなほどの難解さ・・・

読書会はすでに夏頃から開催されていたので、まずはメンバーに追いつくべく一人で読み進めていきました。

しかし、さすが理論書です。特に第2章は難解すぎる。。。

実際、読書会のメンバーの方々にも聞いてみたところ、やはり皆さん同じ感想だったようです(^0^)

ただ、印象に残った部分が多かったのも第2章で、例えば以下の部分です。

人々は、企業が提供する物語を生きるのではなく、自分自身のストーリーの著者になり、ポストモダン世界における転職の舵を自分で取らなければならない。

たまたま同時期に読んでいた「物を売るバカ 売れない時代の新しい商品の売り方」という本の中でも、今やストーリーがなければ物は売れないと言い切っていたことを思い出しました。

やはり人間というのは物語、ストーリーが好きなんだと実感しました。

管理職研修や採用面接にかなり役立ちそう!

本書の中では、30年にわたる実践を通じて進化させてきたとされるキャリアストーリー・インタビューが紹介されています。

このキャリアストーリー・インタビューについては、その質問内容とその内容に至った背景、順番の重要性まで解説されていくのですが、この内容を追っていくと、部下との面談を行う管理職、採用面接を行う人事担当者にかなり役立つ気がします。

現実的には、部下との面談における質問項目や、採用面接の質問項目を、組織的に準備し管理職に対して研修を行っている会社なんてほぼ皆無ですし。。。一人一人に任せていたら中間管理職は大変ですよ。。。

所々難解な記述もありますが、想像以上に私の本業にも役立ちそうですし、企業の実務にも役立ちそうな部分がありますので、今後も読書会に参加し、フィードバックしていきます。

また、この読書会に参加してみたいというご希望がありましたら、主催者の方にお願いしてみますので、ご連絡ください。

サビカス キャリア・カウンセリング理論
マーク・L・サビカス
福村出版
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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

中小企業の人事労務担当者の育成を中心に業務展開。専門記事の執筆やセミナー・社内研修の講師業も実施。

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