面接官の心得! 応募者を一瞬でファンにする面接官の態度と傾聴

はじめての採用面接というのは応募者だけでなく面接官も緊張するものです。また、中小企業にとっては、新しく入ってくる一人一人が貴重な戦力となります。

そのため、採用というのは極めて重要ですし、面接という短いチャンスでいかにその人自身を知ることができるのかという点はポイントになります。

しかし、そんな会社にとって重要な面接も、数をこなすうちに、だんだんとおざなりになってきていませんか?

会社にとっては多くの面接者の1人でも、面接に来る人にとっては1回1回が勝負です。

そして、今や、みんなの就職活動日記などでは様々な情報が飛び交っています。

そこで今回は面接官の心得として、採用面接で絶対にしてはいけないこと、その逆に応募者を一瞬でファンにしてしまう面接官の態度について解説します。

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面接官の態度によって1000人もの敵?

相談をしても、さも忙しそうにPCや資料を見ながら、うんうんと一応はあいづちを打っている上司、こんな人ってよくいませんか?

まるで自分を無価値なものとして扱っているように感じませんか?

あなたはそんな扱いをする上司を尊敬できるでしょうか?

人は誰しも価値のある人間だとみなしてほしいものです。

面接では、残念ながら不合格とすることもあります。

しかし、採用するという立場に甘んじて、面接に来た人を無価値なものとして扱ってはいけません

無価値なものと扱われた人は、あなたの会社と関係がなくなった瞬間、あなたの敵となり、一矢報いようとします。

今や、情報はSNSによってあっという間に拡散します。特に、悪い噂であればあるほど広まるものです。

もし、その人がフォロワーを1,000人以上抱えていたら、あっという間に、あなたの会社の悪い噂が1,000人以上に伝わります。

参考

【就活】見られているのは学生だけじゃない!!面接官の態度が悪いと学生に逃げられるとの調査結果

新入社員を一瞬で魅了した経営者の態度

世界的な名著・マイケル・E・ガーバーの「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」の中で、面接官に大いに参考になる一説があります。

主人公のマイケルが、宿泊したホテルのサービスの徹底ぶりに感銘し、ホテルのマネージャーにどのような従業員教育を行っているか質問したときのマネージャーの回答です。

最初に驚いたのは、オーナーが私のことを真剣に考えてくれたことでした。

私はホテルについて何も知らない新入社員でしたが、オーナーは重要な経営課題も相談できる一人前の社員として扱ってくれました。

ここで働きはじめた初日のことは、はっきりと覚えています。会社に入ったというよりも、仲間に加わったという感じでした。

連休明けの月曜日でしたから、今から思えば忙しい日だったと思います。そんな日に新入社員がやってきたら、さっと仕事の内容を説明して、現場に出してしまうのが普通でしょう?

でも、オーナーは違いました。

まず「コーヒーでもどうだい?」と聞いてくれたのです。

その口調はとても穏やかだったので、彼は時間にゆとりのある人なのかと思いました。

あとでわかったことですが、彼はとても多忙な人でした。しかし、それを感じさせない気配りのできる人だったのです。」(はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術P210)

つまり、オーナーは、新入社員を単なる労働力とみなしているわけではないということです。

人は誰しも自分の価値を認めてほしい、そのことを理解し尊重していたわけです。

B to Bであれ、B to Cであれ、どんな会社もお客様を大事にします。しかし、そのお客様に最も接する時間が長いのは社員です。だから社員を大事にする必要があります。

面接も同じです。なにかの縁があって、面接に来てくれた応募者を尊重しましょう。

面接官の心得は傾聴あるのみ

管理職向けの講習でよく行われるのが「傾聴」です。

これは経験してみるとよくわかるのですが、最初はかなり意識して実践する必要があります。

「きく」には、「聞く」と「聴く」があります。

相手から共感を得るためには、この「聴く」ことが大切です。

「聴く」というのは、まさに字のとおり、耳編に14(右上の部分が十と四で構成されています(^0^))の心と書きます。

つまり、心を傾けて聴くということです。これが傾聴です。

ただ、経営者や管理職に必須な態度であるにも関わらず、できている人はそういません。

だからこそ、チャンスです。

大企業ほど志望者は多く、面接官は多くの人の面接をしなければなりません。自然と一人一人への態度がおざなりになります。

しっかりと傾聴力を活用し、面接に来てくれた人に感謝の気配りを見せ、お互いに気持ちよくなるような対応をしましょう。

中小企業だからこそできること、それは人数が少ないからこそ1人1人を大切にできるということです。

1人1人を価値あるものと扱い、その背後にいる人にぜひ応援してもらえるような会社になりましょう。

なお、面接時・採用時に聞いてはいけないことが法的に定められています。もしあまりご存知なければ、以下の記事をご参考下さい。

【罰金30万円】面接で聞いてはいけないこととは?
人材は、社員の少ない中小企業にとって大切です、というよりも命運がかかってしまうといっても過言ではありません。今回は、法的に罰則まで定められている採用面接時に聞いてはいけない質問項目とその理由を解説します。
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この記事を書いた人


安部敏志

あべ社労士事務所代表・社会保険労務士

国家公務員I種職員として労働基準法・労働安全衛生法等の立案や企業への徹底的な指導に従事した経験を武器に、退職後は逆に会社を守る立場として経営者・人事担当者からの人事労務管理に関するご相談に対応。

最近は記事の執筆やセミナー講師の依頼にも積極的に対応。仕事内容がわかりにくいとよく言われるので、業務内容・実績を紹介するページを作成しました!

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